「磁器製のティッシュゴミの焼き物を、普段使っているテーブルの上に置いてみる。」
そもそも、ティッシュは日常的に何かを包んだり拭き取ったりする用途で私たちの生活の中で身近に使われている日用品。
テーブルの上に丸めたティッシュゴミの状態で置かれていても、生活空間に違和感なく存在することができます。
馴染むことやそこに違和感なく溶け込めるのは、そのもの自身のもつ役割が、その場所に合致している、適材適所であると考えられるからだと思います。
実生活においては、ティッシュゴミがテーブルに置かれている時間はティッシュを使ってゴミ箱に入れられるまでの間に過ぎないわけですが。。。
このティッシュゴミの作品を作り、この磁器の作品を日常の中で使われているであろう自然な場所に置くことにとても、私自身がしっくりきているのは、そういった日常の風景を思い返して見てみたい部分も多いのかもしれません。